今日買ったもの

議論のウソ (講談社現代新書)

議論のウソ (講談社現代新書)

ゲーム脳」「ゆとり教育の弊害」等近年で大きく取り上げられている問題をケーススタディとして、メディアリテラシーの重要性とその為に必要とされる資料や論理を読み解く技術や視点の解説を主眼とした書物。解説は平易で丁寧なので、資料の比較検討等の作業は大学入学まで経験がなかった自分的には、この本は史学に興味の有る中学生辺りに入門書として読ませるのが適切かなぁ、と、思いながら読んだ。最近はその辺りはどうなのかは判らないけどね。
倭国と渡来人―交錯する「内」と「外」 (歴史文化ライブラリー)

倭国と渡来人―交錯する「内」と「外」 (歴史文化ライブラリー)

秘密の新選組 1巻

秘密の新選組 1巻

三宅乱丈の現時点での唯一の連載作品。
設定は新撰組には飲むと4.5日間は乳房が発達して女性のようにになってしまう薬が有ったというものだけれど、初はノリで薬を飲まされた隊員達に乳房が生まれてしまって大変!というコメディ要素が強かったのだが、体が元に戻らないばかりか心まで女性化してしまった隊員達の行動が新撰組内に深刻な問題を齎すようになっていく流れが上手い。局中法度の制定が女性的精神の表れだという解釈は面白かった。


評価:★★★