【4Gamer.net】 − キャラクターゲーム考現学 − 週刊連載

Biglobeが何を勘違いしたのか自社サービスへの顧客の取り込みの為に開発してしまっLet's浜茶屋を取り上げるなどディープ過ぎる題材の選択と、そこかしこに見え隠れする過去の美少女ゲームの(黒)歴史へのリスペクトが異彩を放っていた非18禁国産美少女PCゲームを紹介しつづける企画も今回で最終回。

「1980年代に少年時代を送った消費者は,えんえん搾取され続ける星の下に生まれたのである。」に苦笑しつつも、「大文字の「主体」(性)を排除したキャラクターゲームの隆盛は,すでに我々の今日的感性,あり方そのものを指し示しているのか。そこに残る違和感は,旧世代の惰性に根ざすだけなのか。」という部分に頷いてみたりするのは、90年代半ば以降のバブルの時代の先例を浴びてしまった人間の業でもあるのでしょうけれど、ここ最近に声高に語られるようになった萌え業界界隈から発せられる威勢の良い言動を眺める時の気分を簡潔に言い表しているとは思いますね。