ポンコツ浪漫大作戦バンピートロット

購入してからプレイ開始まで日があいてしまいたが、主人公が楽団メンバーとして加わった所までプレイしました、多分中盤に差し掛かった所だと思うのだけれど、、この辺りから本筋となるストーリーを追うだけではない自由行動の幅や脇道となるエピソードのの存在がクローズアップされてきて、漸くこのゲームの面白さの片鱗が見えてきたかなという感じ。

バンピートロットは、一つの世界を作ってその中でプレイヤーを放り込んでルールの範囲内で好きに振舞って貰ってよいとする箱庭ゲームなのだけれど、ゲーム内世界の作りこみとアナクロなセンスがなんとも自分の心の琴線を刺激してやまないというのかな、20世紀初頭をイメージしたような世界(名作劇場的な世界とも)で株に手を出してみたり、ストリートミュージシャンを気取ってみたり、交易商人的活動をしてみたりといった、プレイヤーがとりえる一連の行動が、主人公がこの世界の中で確かに生活を営んでいる感が演出されていて、ついつい余計な行動で無駄に一日を送ってしまうと言う作り手側の姦計にはめらて楽しく架空世界ライフを満喫しています。会話で選択できるリアクションパターンが生真面目なものからすっとおけたもの、腹黒なものと各種取り揃えて主人公像に幅を持たせているのもいい感じですな。助けを求めるヒロインに向かって「カネを払ってくれたら考えてやっても・・・」なんて返答も選べる主人公はとてもロックだ(笑)

ただ、街中移動が微妙に面倒だったり読み込みが妙に長かったりとストレスを感じさせる部分も有るので、待ちまたいだイベントなどはこなすのが結構億劫になってしまうというのは気になる所では有るかな。まだまだ世界の尺がひろがっていきそうな現状では、瞬間移動に相当するよう何かがないと辛いかなと思ってたりはしてます。

生産数がかなり少なかったらしいけれどこういうゲーム地道に売れて欲しい。