NintendoDS JUMP SUPER STARS
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2005/08/08
- メディア: Video Game
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今回登場している作品の中では、自分が知っている範囲で、今回のJSSが初めてのゲーム化となったタイトルは武装錬金、リボーン、SBR、アイシールド21、D.Gray-man、Mr.FULLSWING、BLACK CAT、銀魂、DEATH NOTEの9作品で全体の約3分の1。近年の連載作品で未だにアニメ化されていないもの以外、という事になるのですけれど残り2/3の作品は既にアニメ化されていて且つゲーム化もされているという事で、流石はジャンプとしかいい様がないですね。現在の看板作品のワンピース。NARUTO、BLEACHとテニスの王子様、そしてドラゴンボールは半年に1度位のペースではないかと思えるほどに新作がリリースされ続けていやりしていますし。
このゲームはキャラクターゲームとして良く出来ているのもあるのだけれど、特定のミッションと条件をクリアする事で入手できるキャラクターの部分が抜き取られている台詞とシルエットから出来ているコマとキャラクター単体のコマとを組み合わせて、原作漫画の名場面・名台詞を再現する事でそこに描かれているキャラクターとその能力が使用できるようにしているシステムがまず面白い。用意されているコマは600以上あるのだが当然のようにコレクター的な楽しみと組み合わせの成否を楽しむちょっとしたパズル的な面白みがある訳で、コマ探し・コマの組みあわせに大幅に時間を費やしていました。未読だったり流し読みしている漫画のものでも頭を悩ましながら試行錯誤を繰り返していた結果、プレイ時間は軽く20時間を超えてました。ジャンプ本誌にはそこまでの熱は注げないというのにそこから生まれたゲームには熱中してしまうという矛盾がたまりませんね。
作中固有の名詞をそのまま使用している物や、そのキャラクター以外に有りえない口調、特に有名な台詞を用いている物などは直ぐに判別がつくのだけれど、中にはどの漫画でも見かけられるような汎用台詞だったり、酷いものになると効果音一つで判別してくださいという無茶な物も有る。2コマの方のヒナタのように、殆どが影でキャラクターのシルエットが全く判別できないのに。台詞の代わりに「スッ」という効果音が描かれているものなど正直偶然か総当り以外に一体どうやって判れという感じがする。特徴的な台詞やシルエットで一発で判断できるようにするのがキャラクター作りのコツである、という言葉を思い出してしまった。
★★★☆