先月言及した東京トイボックスですが、今週発売のモーニングで最終回となってしまいました。ゲーム業界の内幕物を基本線として、文科系サークル漫画的な緩い人間模様とボーイミーツガールを組み込んだ、結構欲張りな所のある作品でしたけれど、素直に従う事が利口とされる会社の事情というものに対して、その事を十分に思い知らされているはずのいい年をした大人が気合と熱意で立ち向かっていくという青臭さが好きでした。


連載が短期に終わった事で、G3のゲーム会社としての未来や、太陽と仙水の因縁、月山と太陽の恋等全てが不完全燃焼のまま終わったという感じは否めませんね。連載が続けば、それぞれの要素で話を膨らませる材料は色々と仕込んで有って、漫画としての潜在力はあったとは思うんですけどね。勿体無いかな、と思います。
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著者のblogで連載終了の経緯についての経緯と心境について掛かれています。単行本1巻の売上結果を待たずに終了が決定だとか、厳しい事情が綴られています。