米吐き娘2006

全国で推定15000000/100000人位の人間が待ちわびた「米吐き娘」の連載復活。誌上ではほぼ一年ぶりの登場にも関わらず雑誌の後ろの方につつましく掲載されている所は、何時も通りの扱いなのですが、肝心の漫画の内容には自分は何時もとは違う、普通の漫画を読んでいるような感覚を覚えました。

登場人物の言動、動機に筋道が通っていますし話の流れがスムーズで把握しやすく漫画が上手くなっているなという感想を持ちました。商業作品としてはそれは特筆すべきことでもない前提として備えているべき条件なのではないか?という気もしますが、それはそれとして漫画が上手くなったことで誰にも描けないような奇妙な味が消えてしまうような事は勘弁して欲しいという事は思いました。ファンというものは勝手なものなのです(笑)違和感を感じた理由のもう一つの理由は、みのりと関わる妖怪キャラが狙っていますか?という感じの若い女性キャラだったことでしょうか。自分はこの漫画のうさんくさい妖怪達が好きなんですが(特にヒダル神や竜宮の魚達は素晴らしいと思う)これも時代の流れなんでしょうか。この漫画でスク水なんて物が登場するとも思わなかったですし…なんというか萌え路線なんでしょうか。