蛍火の杜へ 

蛍火の杜へ (花とゆめCOMICS)

蛍火の杜へ (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳」が面白かったのと、いきつけの書店がスペースを設けて既刊全作品の平積み展示&全作品にPOPをつけてプッシュしている事も有って購入してみました。


これは短編集なのですが、表題作に関してはそれが決定的な作中ルールとしてヒロインと仮面の少年の物語りを支配している肉体的な接触を持つことへの忌避と渇望をさみしさに満ちた少女の見上げるような目線で描いている作品揃いなのは、著者の作品の特徴なのか、そういう作品をチョイスして単行本を作った結果なのかは良く判らないですけれど、少なくともそれは友人帳とは同じ空気に満ちていて楽しめました。面白いというよりは心地よいという感じかな。



その中でも表題作は頭二つ分抜けているかも。ラスト近くのバーバパパ似(それ以外に説明が出来ない…(笑))の妖怪の台詞は短いですけれど、ぐっとくる物があります。


★★★☆