ドラマ「医龍」の第一話を漸く見る事が出来ました。ケレン味が売りの漫画原作ドラマとはいえ、ドラマの演出が一々漫画じみていて、坂口の背中に浮かぶ龍だとか、「ジャズのセッションのようー」という稲森のモノローグと共に、ジャズ演奏シーンが目の前の手術の光景にオーバーラップする辺りだとか、ちょっとリアクションに困るような場面が冒頭から連続して困った。それから稲森いずみの棒読み台詞がちょっと有り得ないレベルで死にそうでした(笑)
他では、医療用語の解説が頻繁に挿入されていたけれど、流れが遮られて鬱陶しかったですね。上手い事処理できないものなのだろうか。今後への不安要素は結構多かったです。


ただ、脇役を原作に負けないほどの濃ゆい人間で固めていたのがネタ的な意味で面白かった。北村一輝が演じる霧島軍司は既に(俺的には)出落ちみたいな存在になっているくらいの素敵テイストを出しまくっていたし、岸部一徳の野口教授もはまり役過ぎる(笑)木原も小物臭全開で有り得ない髪型の忠実な再現具合もイイ。原作で下の名前が漸く披露された絶妙のタイミングで、ドラマのクレジットもフルネームでなされていたのは個人的にはヒットだった。


取りあえずは継続視聴決定かな。