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無縁・公界・楽 増補 (平凡社ライブラリー)

日本中世史を見直す (平凡社ライブラリー)

「太平記」を視聴した事で、時代背景のおさらいの意味で日本の中世史関係の本を棚から引っ張り出して再読。西洋中世史の本はそこそこ持っているのだけれど日本のそれはそれ程ではない。それは勿論自分の興味を反映しているのだけれど
*1書物の持つ力、というべきなのかな。網野氏の本にぐいぐいと引き込まされる。通史を浚うだけでは通り過ぎてしまうような当時の民衆世界の有様やそこに生きる人々の姿を発見するという、ある種娯楽作品にも通じる発見の面白さもあるのだと思う。久しぶりに読みなおしましたけれど、網野氏の本（片方は対談ですが。因みに大河の「太平記」についても若干言及されてます）触発される物がありますね。

*1:興味と専攻が一致していない事は気にしないください