近所の書店ではもやしもん3巻、通常版、特装版ともに売っていませんでした。「ひまわりっ」が入荷しているくらいなのだから一冊も仕入れていないという筈はないとおもうのですが。売れてる?
父親の奇行に振り回される主人公という図式ががどんどんと
エスカレートしていて、植物大好きな天然の健一二号が登場した9話辺りからは主任、副主任や蛯原さんがそこかしこで小芝居や小ネタを繰り広げる奇人・変人大集合な楽しい漫画になっている。餅撒きの回でアキコが健一の語る過去にしんみりとする傍らでの地獄絵図のギャップは特に面白かった。「ほぼ実話です」といいきっている巻末おまけ漫画のコメントは俄かには信じられない(笑)
猫本(NEKO-MOTO) (KCデラックス)
- 作者: いくえみ綾,伊藤理佐,えびなみつる,大ハシ正ヤ,小田扉,北道正幸,業田良家,こなみかなた,小林賢太郎,小林まこと,近藤ようこ,ジョージ朝倉,瀧波ユカリ,とりのなん子,萩尾望都,塀内夏子,松田洋子,諸星大二郎,やまだないと,山下和美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (91件) を見る
作家23人による「猫」をテーマにした作品集。ぷーねこやチーの単行本発売に合わせてでていたのだけれど、自分、以前に出た同様のコンセプトで作った「ねこぞう」の様に雑誌扱いだと勘違いしていて買い逃していましたが増刷が掛かったおかげで書店で山積み状態になっていて無事に保護。作家陣が豪華。
山下和美、
萩尾望都、
諸星大二郎、
小林まこと、
小田扉、
塀内夏子、
業田良家、
いくえみ綾等等・・・これだけ集まったのもねこの魅力だよなぁ、とにやにやしたり。敢えて言うなら「チー」が載っていて「ふくふく」が旧作も書き下ろしも収録されていないのは納得がいかない。
ストーリーとしてはまだ始まってもいないのだけれど、描かれるヒロインの怪物性だけで話を引っ張れてしまっているのが凄さかな、と思う。今後の展開が読めないのだけれど先が気になる漫画ではある。
近所の書店では「あおい坂高校」「
結界師」と同じく2冊入荷