お久し。
コンビニで弁当を買ってウキウキした気分で歩いていたら、見知らぬ男性から唐突に「金を貸してくれ」と言われてしまいました。優しい自分としては即答で「警察から借りればいいじゃないか」みたいな事を言ったのですが、「あれは警官のポケットマネーで出すことになっているから貸してくれなかった」とか妙な、というか貴方は一体幾ら借りようとしたんですか?みたいな返答が返って来て困惑したのですが、話を聞いてみるとどうやらどこそこの駅へいきたいらしいという事なので「どちらまでですか?」と聞いてみる自分。実はこの時の自分は弁当を買ってウキウキした気分になっていたので、貸した金が戻ってくる確率が限りなく0%であっても数百円程度の小金なら貸してあげようという気分になってはいたんですよね。例えば八王子みなみ野とか小作とか武蔵境とか、その辺りの駅の名前が返ってくる事を想定して。まぁ、そこら辺の駅までいける金があれば誰かに電話して迎えに来てもらった方がリーズナブルでもありますが、電車賃として貸した金が別の目的で使われるかもしれないという自体はどうでもいいのですけれど、残念ながら男性の答えは中央線、京王線青梅線そして八高線と相模線西武線の多磨部分の駅しか知らない自分にとっては無意味な文字列にしか感じ取れない未知の駅名でした。当然のように当惑する自分、そして「こいつにはこれ以上話をしても無駄」とばかりに踵をかえして反対方向に歩き去る男性。
それってピンポイントで俺を狙い撃ちしたっってことかよ!
なんとも不条理な気分に襲われた春の一日でした…。